2016年3月4日金曜日

税金『無駄遣い』という言葉のウラ側

税金の無駄遣いという言葉に物申す


よく税金の無駄遣いという言葉でマスコミが公務員を非難することがあります。本当に無駄遣いである場合もあります。

しかし、マスコミは税金の使い途について、ちゃんと考えて報道しているとは限りません。

テレビであれば、視聴率です。視聴率が取れそうなネタは大々的に報道しますが、いまいち視聴率が取れそうもない=わかりにくい無駄遣いネタは報道しないんですよね。

逆にそんなに大したことないのに大騒ぎすることもあります。それは、電波の無駄遣いだと思います。



無駄遣いって何?


『お小遣い』って言葉と同じですよね。なんで『遣い』なんでしょう?『使い』じゃダメなんでしょうかちょっと調べてみました。

使い•使う

一般用語、主として動詞形
上目を使う、お使いに行くなど

遣い•遣う

限定用語、主として名詞形
上目遣い、王様の遣い、遣唐使

意味としては同じみたいですね。両者を使い分けて、正しい言葉遣いを…日本語って面倒ですね。

税金は『使う』モノということで合意されている

本題です。『税金の無駄遣い』について、その言葉遣いに誰も異論が無い所を見ると、国民の間で税金は『使う』イコール『支出する』モノってことで異論ナシなんですね。

投資という視点(平行線)


これと対照にあるのが『投資』という考え方です。税金の無駄遣いについて報道される時、『投資の失敗』と『不適切な支出』がしばしば一緒くたにされます。

一般の企業がお金を使う時、それは売上によって回収しなければなりません。
一方、役所がお金を使う時、それは既に徴収した税金ですので、利用者から売上で回収するという考え方はありません。

両者の見解はケースによってはハナから噛み合わないのです(お互いにイマイチ理解出来ない)

公務員は、税金=公金を有効に使うということを考えます。回収ではありません。

さほど重要でない公務員の無駄遣いを批判するマスコミは電波を有効に使っていませんが、視聴率の取れるネタで番組制作費をCM収入で回収しているんです。


投資を回収できていれば無駄遣いじゃないんですか?そういうことじゃないはずですよね。

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